シャトー・クロ・フロリデーヌ・ブラン 2014
漫画「神の雫」第2編「マリアージュ 神の雫最終章」に登場のワインのテイスティング記録です。
登場回■第1巻♯7 約束の日
品種 ソーヴィニヨンブラン50%、セミヨン47%、ミュスカデル3%
生産者 クロ・フロリデーヌ
生産国 フランス/グラーヴ
登場ヴィンテージ 2006
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ビストロマンマミーアの大将が、鰹の香草焼きにマリアージュさせたワイン。柑橘系の爽やかな酸と石灰質土壌の力強いミネラル分と華やかな果実味がお互い主張しあいながらシンフォニーを奏でている。料理とのマリアージュは、即興音楽が織りなす調和のイメージ。大将とソムリエ鴨志田くんとの「友情のマリアージュ」
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やまぶどうのnote
柑橘、蜜リンゴ、白桃、さわやかなハーブの香り。
合わせた料理は、ブイヤベース、牡蠣の春巻、リンゴのサラダ。
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テタンジェ ブリュットレゼルヴNV
漫画「神の雫」第2編「マリアージュ 神の雫最終章」に登場のワインのテイスティング記録です。
登場回■第1巻♯8 神の雫騎士団
品種 シャルドネ40%、ピノノワール35%、ピノムニエ25%
生産者 テタンジェ
生産国 フランス/シャンパーニュ
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ビストロ「マンマミーア」2号店開店記念日に出そうと、ソムリエの鴨志田さんと雫が試しに開けたシャンパーニュ。雫くんは、コンビニで買ったとうもこしの裏ごしをクラッカーにのせ、マリアージュさせた。
心が通じ合って似たもの同志のように見える、飼い主と犬と関係みたいなマリアージュ。
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やまぶどうのnote
果実感がふくよかで、ブリオッシュはほんのり。桃や洋梨の香り。芳醇で円やかなシャンパーニュ。
合わせた料理は、ローストビーフ、海老のガーリックソテー。
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ワインエキスパート二次試験対策必勝法~模範解答~ピノノワール編
二次試験まであと一週間。
準備は進んでいますでしょうか。
ここにきて、あれこれと品種を試したくなって気持ちは焦ると思いますが、とにかく基本、基本品種を確認し軸をぶらさず、試験の日に備えましょう。
さて、赤ワイン基本品種の模範解答、ピノノワール編です。
■外観
・清澄度 澄んだ
・輝き 輝きのある
※ピノノワールは赤の中では最も輝きがあります。酸度が高い事によるものです。
・色調 紫がかった、ルビー、ラズベリーレッド
・濃淡 明るい
・粘性 やや軽い、やや強い
・外観の印象 若々しい、軽快な、成熟度が高い
■香り
・第一印象 開いている
・果実 ラズベリー、ブルーベリー
・花・植物 バラ、すみれ、牡丹、ゼラニウム、紅茶
・香辛料・芳香 生肉、乾いた肉、なめし皮、シナモン、甘草
・香りの印象 第1アロマが強い、木樽からのニュアンス
■味わい
・アタック やや軽い、やや強い
・甘味 ソフトな、まろやかな
・酸味 なめらかな、円みのある、キメ細かい
・タンニン分 緻密、サラサラとした
・バランス 流れるような
・アルコール やや軽め、中程度、やや強め
・余韻 やや長い
※ 新世界のものはややパワフル寄り、旧世界のものはソフト寄りのコメントを付けます。とはいえ旧世界のピノも温暖化の影響でパワフルになってきているので、どちらかを決め打ちするのも危険、感じたままにコメントを選びましょう。
■評価
・評価 成熟度が高く豊か、エレガントで余韻の長い
※フランス以外のピノで「エレガント」は選択しないほうが無難。どこの産地か判別しない場合、成熟度が高く豊か、を選べば概ね正解です。
・適正温度 14-16度、17-20度
・グラス 中庸、大振り
・デカンタージュ 必要なし
・収穫年 △3-4年
※フランスで△4年で価格帯の安いものはあまり市場在庫的に出ないと思われます。△3年が無難かな・・・。
※これからはNZのピノが出てくるのではないかと、昨年の二次試験対策講座で先生方が仰っていました。ブルゴーニュは高騰し続けていますし。
とはいえ、王道はブルゴーニュです。広域ブルゴーニュで良いのでテイスティングで確認しておきましょう。
NZは、可愛らしいまさにベリーベリーした味わい。
アメリカは樽感ばっちり。
その他、最近はドイツのシュペートブルグンダーも注目されていますが、こちらはブルゴーニュを彷彿とさせる味わいなので出題されたとしても、フランスのピノのコメントが選択できていれば、全く問題なし、です。
いかがでしょう。
これで、主要6種類の模範コメントを紹介しました。
試験まであと僅か、体調整えて試験に向かって下さい!
ワインエキスパート二次試験対策必勝法~模範解答~カベルネソーヴィニヨン編
きゃー! 焦りますよね、ぼちぼち。
1ケ月切ってますからね・・・。
あれこれ色んな種類のワインを試したくなっていると思いますが、基本6品種!
これに尽きます。
赤2つ目は、カベソーです。
私は、1年目の試験の時、濃い赤がとにかく苦手でした。
練習すればするほど、濃い赤が迷宮に・・・。でもある日、「あれ!?」って憑き物が落ちたようなタイミングがありました。
それ以来、基本品種は外さなくなりました。
カベルネソーヴィニヨン
■外観
・清澄度 澄んだ、深みのある
・輝き 輝きのある、落ち着いた
・色調 紫がかった、ガーネット、黒味を帯びた、ダークチェリーレッド
・濃淡 濃い、非常に濃い
※新世界なら黒味を帯びた、非常に濃い
・粘性 やや強い、強い
・印象 若々しい、若い状態を抜けた、成熟度が高い、濃縮度が強い
■香り
・第一印象 開いている、強い、濃縮感がある、深みのある、複雑な
・果実 カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、干しプラム
・花・植物 メントール、シダ、すみれ、牡丹、杉、針葉樹、土
※牡丹は重い赤ワインで使う
・香辛料、芳香 血液、生肉、ロースト、コーヒー、カカオ、ヴァニラ、丁子、甘草、樹脂
※樽香がしっかりしていたら、ロースト、コーヒー、カカオ、ヴァニラ、甘草、樹脂。迷ったら甘草、というくらい甘草は頻出。
・印象 第一アロマが強い、木樽からのニュアンス
■味わい
・アタック 強い、インパクトのある
・甘味 まろやかな、豊かな
・酸味 なめらかな、円みのある
・タンニン 力強い、緻密
・バランス 豊満な、肉厚な、力強い
・アルコール やや強め、熱さを感じる
・余韻 やや短い、やや長い
■全体
・評価 成熟度が高く豊か、濃縮し力強い
・適正温度 17-20度
・グラス 中庸
・デカンタージュ 必要なし
・収穫年 △3年
・生産地 アメリカ、オーストラリア、チリ、フランス
※フランスは近年滅多に出ていません、ブレンドしているものが多いせい?
違いをつかむためには、フランスとアメリカの比較を。
どちらとも違うなぁと思ったら、チリかオーストラリア。
私が習った講師は「チリカベって独特の香りでキライ」って仰ってましたw
私はそこまで明確にチリカベを捉えられませんでしたが・・・。
ワインエキスパート二次試験対策必勝法~模範解答~シラー編
模範解答、なかなか書き進まないうちに9月も中旬になってしまいました。
さて、先日の投稿で9月10日頃から、朝練をやりましょう、と書きました。
実行していますか?
毎朝、テイスティンググラスを3つ並べて、3種類のワインを注ぎ、白紙のテイスティングシートにマークをつけていきましょう。
そして、この模範解答と照らし合わせてみて下さい。
1つの品種にかける時間は10分です。
そしてワインはお仕事に行く前の方は、飲んじゃだめですよ! ちゃんと吐き出して下さいねw
さて、赤の1つ目。シラーの模範解答です。
■外観
・清澄度 澄んだ、深みのある
・輝き 輝きのある
・色調 紫がかった、ガーネット、ダークチェリーレッド
若いシラーは紫の色味が強いです。
・濃淡 やや濃い、濃い
・粘性 強い
・外観 若々しい、成熟度が高い、濃縮感が強い
紫が強く、色調で「紫がかった」を選んだ場合は「若々しい」を選んでも良い。
■香り
・第一印象 開いている
・果実 カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー
・花・植物 メントール、シダ、すみれ、牡丹、ユーカリ
オーストラリアのシラーズはユーカリの香りが強く現れます。
・香辛料、化学物質
血液、生肉、カカオ、黒胡椒、丁子、甘草、樹脂
オーストラリアのシラーズは新樽由来のカカオの香り。
丁子、甘草はローヌのシラーの香りの特徴です。
・香りの印象 第一アロマが強い、木樽からのニュアンス
■味わい
・アタック やや強い、強い
・甘味 まろやかな、豊かな
・酸味 なめらかな、円みのある
・タンニン 力強い
・バランス 豊満な、肉厚な、力強い
・アルコール やや強め
・余韻 やや短い、やや長い
■評価
・評価 成熟度が高く豊か、濃縮し力強い
ローヌは成熟度、オーストラリアは濃縮を選ぶとベスト。
でもどちらでも正解になると思います。
・適正温度 17-20度
・グラス 中庸、大ぶり
・デカンタージュ 必要なし
・収穫年 △3~4年
・生産地 フランス、オーストラリア
他国でもシラーはありますが、練習するなら、この2択で。
ワインエキスパート二次試験対策必勝法~模範解答~リースリング編
さて、白の代表的品種、3つ目はリースリングです。
こちらを読んで頂いてから、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、そしてリースリングの3種をブラインドで一度に試してみて下さい。
味わいの違いがわかるようになりましたでしょうか。きっとなっていると思います。
■外観
・清澄度 澄んだ
・輝き 輝きのある
・色調 グリーンがかった、レモンイエロー
・濃淡 淡い
・粘性 やや軽い
・外観 若々しい、軽快な、成熟度が高い
■香り
・第一印象 控え目
・果実 柑橘系、青リンゴ、洋ナシ、花梨
※菩提種はリースリングでよく使われます。すいかずらの方が無難かな・・・。
選択肢の数が多かったら、下手な果物を選ぶより菩提樹を選ぶといいかも。
・香辛料・芳香・化学物質
貝殻、石灰、火打石、香木
※良く言われる「ぺトロール」「石油香」はネガティブな表現ワードらしいので、私が試験を受けた時には選択肢にはありませんでした。
・香りの印象 若々しい、第一アロマが強い
■味わい
・アタック やや軽い
・甘味 まろやか、残糖がある
※残糖と答えるのは、本当に甘口だった場合! 甘口リースリングは出るかなぁ・・・。出ないと思いますが。
・酸味 爽やかな
・苦み 控えめ
・バランス スリムな、溌溂とした、ドライな
・アルコール やや軽め
・余韻 やや短い
■まとめ
・評価 シンプル・フレッシュ感を楽しむ、エレガントでミネラリー
・適正温度 8-10度
・グラス 小ぶり、中庸
・収穫年 △2年
・生産地 ドイツ、フランス(アルザス)、オーストラリア、ニュージーランド
リースリングは大好きな品種です。
でも、1年目は全く特徴が掴めず、試験で落としてしまいました。ある時、お鮨屋さんで飲んだアルザスのリースリングがとても美味しく、お鮨とのマリアージュが最高だった事で大好きになりましてw
以来、好んで飲むようになり、絶対に間違えなくなりました。
ワインエキスパート二次試験対策必勝法~9月編~9月に私がやった事
いよいよ、ソムリエ、ワインエキスパートの二次試験が来月に迫ってまいりました。
エンジンかけていきましょう!!
私が去年のこの時期に行った試験対策。
■スクール
3回参加
この時期、二次試験対策の講座がどのスクールでも色々と開講されています。
ブラッシュアップに、是非とも予算とスケジュールの許す限り参加する事を薦めます。
その中でも、「模擬試験形式」「総まとめ形式」の講座がお薦め。
本番の試験の時って、意外と時間が短く感じて慌てるものです。模擬試験形式の講座に何度が参加し、時間の感覚を掴む事が大事だと思います。
■練習会
仲間とは何かと集ってブラインドの練習をしていました。(エノテカ銀座とか、持ち込みを許してくださる店などで)
小瓶でワインの交換なんかもしていました。今年は友達と集まる事もままならないとは思います。交換だけしてオンライン練習なんかをしても良いかもしれませんね!
■自宅で飲んだ品種
白
ヴェルメンティーノ イタリア×1
グリューナーヴェルトリーナー NZ×1
甲州 日本×1
赤
サンジョヴェーゼ イタリア×1
ネッビオーロ イタリア×1
ピノノワール フランス×1
泡
シャンパーニュ×1
クレマン×1
スパークリング×2
参考までに上記はあくまでも晩酌で主人と楽しんで飲んだものです。
この他に大事な事がありまして・・・。
■朝練
「朝練」です!!
詳細は改めて、近日中にお伝えします。
今年は10月12日が試験日ですね。
ではそうですね・・・
9月10日から! 1時間早く起きて朝練をしましょう。
あまり早くから始めると、口が疲れます。歯も知覚過敏で痛くなります。
タンニンで舌が真っ黒になります。
なので、特訓は1ケ月位にするのがベストです。
用意するもの
・小瓶(50mlか100ml)・・・少なくとも15本 (私は30本くらい用意しました)
・ワイン
安いものでいいです。1,000円台のもの、または晩酌用に単一品種のボトルを空けたら、練習用に小瓶に3本くらい詰め替えておきましょう。
一度に練習するのは3種類。私は、赤と白の日を交互に設定しました。
⇒赤3種のブラインドの練習をしたら、翌日は白3種というように。基本品種、同じ品種の国違いなど。品種はランダムに選んでも可。
・テイスティンググラス・・・少なくとも3個
・付箋・・・瓶に貼ったり、グラスの底に貼ったり。
用意だけしたら10日からブラインドの特訓を始めましょう。
既に準備完了の人は明日からね!
■マル秘作戦
これは、どうなんだろう・・・効果があったかどうかは、気持ちの問題なのですが、私は試験の1ケ月前から「亜鉛サプリ」を飲み始めました。
亜鉛の効果は色々あるのですが、味覚・嗅覚を正常にするという効果があります。
以前、私の妹が体調不良で味覚障害になった事があり、病院で亜鉛を処方された事もありました。
DHCとか小林製薬とか大手メーカーから発売されていますので、味覚を研ぎ澄ましたい方は、こんな手もありますよ、という事で。