やまぶどうのワインダイアリー

私が実践した2019年のワインエキスパート二次試験対策や、神の雫+最終章「マリアージュ」に出てきたワインのことなど

ワインエキスパート二次試験対策必勝法~模範解答~シラー編

模範解答、なかなか書き進まないうちに9月も中旬になってしまいました。

さて、先日の投稿で9月10日頃から、朝練をやりましょう、と書きました。

実行していますか?

毎朝、テイスティンググラスを3つ並べて、3種類のワインを注ぎ、白紙のテイスティングシートにマークをつけていきましょう。

そして、この模範解答と照らし合わせてみて下さい。

1つの品種にかける時間は10分です。

そしてワインはお仕事に行く前の方は、飲んじゃだめですよ! ちゃんと吐き出して下さいねw

 

さて、赤の1つ目。シラーの模範解答です。

 

■外観

・清澄度 澄んだ、深みのある

・輝き  輝きのある

・色調  紫がかった、ガーネット、ダークチェリーレッド

  若いシラーは紫の色味が強いです。

・濃淡  やや濃い、濃い

・粘性  強い

・外観  若々しい、成熟度が高い、濃縮感が強い

  紫が強く、色調で「紫がかった」を選んだ場合は「若々しい」を選んでも良い。

 

■香り

・第一印象 開いている

・果実   カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー

・花・植物 メントール、シダ、すみれ、牡丹、ユーカリ

  オーストラリアのシラーズはユーカリの香りが強く現れます。

・香辛料、化学物質

  血液、生肉、カカオ、黒胡椒、丁子、甘草、樹脂

  オーストラリアのシラーズは新樽由来のカカオの香り。

  丁子、甘草はローヌのシラーの香りの特徴です。

・香りの印象 第一アロマが強い、木樽からのニュアンス

 

■味わい

・アタック やや強い、強い

・甘味  まろやかな、豊かな

・酸味  なめらかな、円みのある

・タンニン 力強い

・バランス 豊満な、肉厚な、力強い

・アルコール やや強め

・余韻 やや短い、やや長い

 

■評価

・評価 成熟度が高く豊か、濃縮し力強い

  ローヌは成熟度、オーストラリアは濃縮を選ぶとベスト。

  でもどちらでも正解になると思います。

・適正温度 17-20度

・グラス 中庸、大ぶり

デカンタージュ 必要なし

・収穫年 △3~4年

・生産地 フランス、オーストラリア 

   他国でもシラーはありますが、練習するなら、この2択で。