ワインエキスパート二次試験対策必勝法~模範解答~シラー編
模範解答、なかなか書き進まないうちに9月も中旬になってしまいました。
さて、先日の投稿で9月10日頃から、朝練をやりましょう、と書きました。
実行していますか?
毎朝、テイスティンググラスを3つ並べて、3種類のワインを注ぎ、白紙のテイスティングシートにマークをつけていきましょう。
そして、この模範解答と照らし合わせてみて下さい。
1つの品種にかける時間は10分です。
そしてワインはお仕事に行く前の方は、飲んじゃだめですよ! ちゃんと吐き出して下さいねw
さて、赤の1つ目。シラーの模範解答です。
■外観
・清澄度 澄んだ、深みのある
・輝き 輝きのある
・色調 紫がかった、ガーネット、ダークチェリーレッド
若いシラーは紫の色味が強いです。
・濃淡 やや濃い、濃い
・粘性 強い
・外観 若々しい、成熟度が高い、濃縮感が強い
紫が強く、色調で「紫がかった」を選んだ場合は「若々しい」を選んでも良い。
■香り
・第一印象 開いている
・果実 カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー
・花・植物 メントール、シダ、すみれ、牡丹、ユーカリ
オーストラリアのシラーズはユーカリの香りが強く現れます。
・香辛料、化学物質
血液、生肉、カカオ、黒胡椒、丁子、甘草、樹脂
オーストラリアのシラーズは新樽由来のカカオの香り。
丁子、甘草はローヌのシラーの香りの特徴です。
・香りの印象 第一アロマが強い、木樽からのニュアンス
■味わい
・アタック やや強い、強い
・甘味 まろやかな、豊かな
・酸味 なめらかな、円みのある
・タンニン 力強い
・バランス 豊満な、肉厚な、力強い
・アルコール やや強め
・余韻 やや短い、やや長い
■評価
・評価 成熟度が高く豊か、濃縮し力強い
ローヌは成熟度、オーストラリアは濃縮を選ぶとベスト。
でもどちらでも正解になると思います。
・適正温度 17-20度
・グラス 中庸、大ぶり
・デカンタージュ 必要なし
・収穫年 △3~4年
・生産地 フランス、オーストラリア
他国でもシラーはありますが、練習するなら、この2択で。