ワインエキスパート二次試験対策必勝法~模範解答~ピノノワール編
二次試験まであと一週間。
準備は進んでいますでしょうか。
ここにきて、あれこれと品種を試したくなって気持ちは焦ると思いますが、とにかく基本、基本品種を確認し軸をぶらさず、試験の日に備えましょう。
さて、赤ワイン基本品種の模範解答、ピノノワール編です。
■外観
・清澄度 澄んだ
・輝き 輝きのある
※ピノノワールは赤の中では最も輝きがあります。酸度が高い事によるものです。
・色調 紫がかった、ルビー、ラズベリーレッド
・濃淡 明るい
・粘性 やや軽い、やや強い
・外観の印象 若々しい、軽快な、成熟度が高い
■香り
・第一印象 開いている
・果実 ラズベリー、ブルーベリー
・花・植物 バラ、すみれ、牡丹、ゼラニウム、紅茶
・香辛料・芳香 生肉、乾いた肉、なめし皮、シナモン、甘草
・香りの印象 第1アロマが強い、木樽からのニュアンス
■味わい
・アタック やや軽い、やや強い
・甘味 ソフトな、まろやかな
・酸味 なめらかな、円みのある、キメ細かい
・タンニン分 緻密、サラサラとした
・バランス 流れるような
・アルコール やや軽め、中程度、やや強め
・余韻 やや長い
※ 新世界のものはややパワフル寄り、旧世界のものはソフト寄りのコメントを付けます。とはいえ旧世界のピノも温暖化の影響でパワフルになってきているので、どちらかを決め打ちするのも危険、感じたままにコメントを選びましょう。
■評価
・評価 成熟度が高く豊か、エレガントで余韻の長い
※フランス以外のピノで「エレガント」は選択しないほうが無難。どこの産地か判別しない場合、成熟度が高く豊か、を選べば概ね正解です。
・適正温度 14-16度、17-20度
・グラス 中庸、大振り
・デカンタージュ 必要なし
・収穫年 △3-4年
※フランスで△4年で価格帯の安いものはあまり市場在庫的に出ないと思われます。△3年が無難かな・・・。
※これからはNZのピノが出てくるのではないかと、昨年の二次試験対策講座で先生方が仰っていました。ブルゴーニュは高騰し続けていますし。
とはいえ、王道はブルゴーニュです。広域ブルゴーニュで良いのでテイスティングで確認しておきましょう。
NZは、可愛らしいまさにベリーベリーした味わい。
アメリカは樽感ばっちり。
その他、最近はドイツのシュペートブルグンダーも注目されていますが、こちらはブルゴーニュを彷彿とさせる味わいなので出題されたとしても、フランスのピノのコメントが選択できていれば、全く問題なし、です。
いかがでしょう。
これで、主要6種類の模範コメントを紹介しました。
試験まであと僅か、体調整えて試験に向かって下さい!