やまぶどうのワインダイアリー

私が実践した2019年のワインエキスパート二次試験対策や、神の雫+最終章「マリアージュ」に出てきたワインのことなど

ワインエキスパート二次試験1年目

2018年、ワインエキスパート試験の二次試験不合格、というのは前回書いた通り。
この年やった事をまとめておきます。

ワインスクール編
■某ワインスクールの受験対策クラスに通い、春から毎週の授業で座学とともにテイスティングの練習。約20回
ゴールデンウィークテイスティングの単発講座に3回参加。その他、一次試験の補講にも参加し、補講にもテイスティング練習があるので、計7回位スクールで練習。
■一次試験後に怒涛のように組まれる二次試験対策講座、受講できる限り申し込んで通った気がします。色んな先生の授業を片っ端から。
先生に「これだけ通ってくれればバッチリだね!」と太鼓判を押され、一連の模試なども、この時はそう点数は悪くなかったのです。

その他編
■ワインスクールのクラス会に3回参加。みんなで持ち寄ったワインで練習。

自主トレ編
■一次試験終了後、毎朝テイスティングの特訓。
小瓶に移し替えたワインを、毎朝3~6種類、ブラインドで試しテイスティングシートに記入を行う方法。
それまでは、勿論ワインは好きなので、普段の晩酌で普通に飲んでいました。

講座、補講だけはかなりの回数行きました。

【結果】
試験でワインは品種全問外し、その他のお酒だけ当たって結果「不合格 」
惨敗です。
お世話になった先生方もびっくりしていました。すいません。

【自分で思う不合格の理由】
①慢心
二次試験のティスティングは授業でそこそこ出来ていた自信もあり、答えを導き出す方法を、感覚的にしか捉えていなかったのです。
ロジカルにテイスティングしなくてはいけなかったのに、「出たとこ勝負!」と考えていたし、それでどうにかなると思っていました。
長年、知ったつもりになってワインを飲んできた事もあり、最近ワインを覚えた若い人達に負けるわけがない、とタカをくくっていたのです。

②思い込みで策に溺れる
授業に出ていると、講師達の「今年はこの品種が出ると思うなぁ」という事前予想を聞けるわけです。
この年度は「日本のメルロでるよ」という情報を多方面から聞きまして、私の頭の中は日本メルロでいっぱい。
試験前日にメルロを味わって、準備万端、のつもりでした。

実際に日本メルロが出題されたんです!

ところが、メルロってぼんやりしている上に味の幅があって、いろんなタイプがありますよね。なんか前日に飲んだのは、雲がかかったようなまったりした味で、熟度もあったわけ。
絶対コレ、メルロだよー、って試験で決め打ちしたのは実はグルナッシュでした。
もう1つの赤がメルロだったんだけど、私はそれを事もあろうかシラーだと思っちゃったんです。だって先に決めたグラスがメルロなんだから、それ以外でしかなく。基本の品種のどれかだろうと。
カベソーでもピノでもないから、シラーかな。
シラーだと思うとなぜか黒コショウや野性的な香りがしてきたり。こちらも決め打ちで全く違うコメントを選んでたわけです。

試験が終わった後、クラスの友達と答え合わせをし、なんとみんなバラバラ。
そして、その場にいた数人、全員品種は殆ど外していたにも関わらず、落ちたのは私だけ。
大事なのはコメント、それがが全く見当違いだったんでしょうね。

翌年、合格したわけですが、思い起こしてみると最初の1年の受講経験は無駄だったかというとそうではなく、きちんと土台になったと思います。
今思えば。ですが。

はい、この年はもう年末までテイスティングの復習なんぞはやりませんでした。舌も気持ちも疲れますからね。
来年の春頃から仕切り直そう、と思い、終わった2018年でした。

さて、翌年はどうしたか。
この後は具体的に書いていきます。